今回の記事では、
「世界何だコレ!?ミステリー」で取り上げられた
鬼の子孫が営む宿坊「小仲坊」の謎と魅力について、
詳しくリサーチしてまとめてみました。
修験道の聖地・奈良には、
昔話に登場する鬼の末裔が守る特別な場所が今も残っています。
どんな歴史と背景があるのか、
場所やアクセス、
宿泊の方法まで気になる情報が満載です。
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【世界の何だコレ!?ミステリー】
鬼の子孫が営む奈良の宿坊・小仲坊(おなかぼう)の場所はどこ?
小仲坊(おなかぼう)は
奈良県吉野郡下北山村前鬼30に位置し、
大峰山系・前鬼の秘境に佇みます。
古くから修験道の基点とされ、
江戸時代には五つの宿坊が集落を形成していました。
しかし今、鬼の子孫・五鬼助(ごきじょ)家が守る
小仲坊だけが現存しています。
自然豊かな山深い地でありながら、
一般の方も宿泊・訪問が可能です。
| 宿坊名 | 前鬼山 小仲坊 (おなかぼう) |
|---|---|
| 住所 | 奈良県吉野郡 下北山村前鬼30 |
前鬼宿坊 小仲坊 pic.twitter.com/wjvoExF11f
— 辺境 (@kakokikako1) May 20, 2024
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【世界の何だコレ!?ミステリー】
鬼の営む宿坊・小仲坊(おなかぼう)のアクセス方法は?車で行けない!?
小仲坊は、車でスッと行ける場所にはありません。
小仲坊への道のりはちょっとした冒険です。
国道169号線「前鬼口」から前鬼林道を約10km進みますが、
途中で車止めゲートがあり、
その先は徒歩での登山となります。
途中、落石・崩壊の多い場所があるから注意してね
山歩きに慣れてない人は
とくに気をつけてね。
林道ゲート付近には
無料駐車スペースが2か所(計6~7台分)ありますので、
そこに車を置いて山道へ。
標高差約200m、
徒歩約30~40分の山道を進むと、
ようやく小仲坊の門前に到着できます。
「車で途中まで、そこから歩いて山を登る」経験は、
まさに修験道の一端を味わえるでしょう。
https://t.co/NLUwyimD9p
— ♒Aquarius (@kotoshiru) September 27, 2023
前鬼山小仲坊 pic.twitter.com/foNZ8EO5ZU
小仲坊までのアクセス行程まとめ
| 区間 | 国道169号「前鬼口」~車止めゲート | 車止めゲート~小仲坊 |
|---|---|---|
| 距離 | 林道 約10km | 林道 約2km |
| 標高差 | +300m | +200m |
| 所要時間 | 車で20分 (徒歩約2時間~2時間半) | 徒歩約30~40分 |
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宿坊・小仲坊(おなかぼう)の宿泊情報|料金や予約方法は?
宿坊・小仲坊は一般の方も宿泊可能で、
食事付き宿泊の営業は基本的に土・日・祝日となっています。
電話で予約問い合わせが必要です。
素泊まり・無人宿泊所は通年で利用可能だそうです。
宿坊の公式ホームページはありませんでした。
下北山村役場のHPなどで確認しましょう。
電話予約・施設案内を活用してください。
小仲坊の宿泊情報
口コミでは
食事が美味しかった、
当主夫妻との会話も楽しかったと
評判でした!
| 食事付き宿泊 (要予約) | 土日祝 連休 年始年末のみ営業 1泊2食付き8,000円 弁当500円 夕食6時 朝食5時(早暁朝食対応可) |
| 素泊まり 無人宿泊所 | 通年 1泊4,000円 布団あり |
小仲坊の連絡先(電話番号)
| 土日祝 | 07468-5-2210 (小仲坊現地) |
| 平 日 | 072-834-1074 (五鬼助義之) |
小仲坊の設備情報
- 営業時のみ自家発電。夜9時には消灯。
- 水は谷の清水を引いている。
- トイレ完備。(チップ制)
前鬼の宿坊「小中坊」の主人、61代目前鬼の五鬼助義之さんと奥様と番犬のジンベン君です。
— 役小角奈@六十三代目役行者 (@ruchisyougun) April 8, 2019
宿泊当日は宿坊らしく行者さんと同じ仕様のオーガニックな精進料理になりますが、奥様の作る精進料理と自家製味噌のお味噌汁はメチャ美味ですよ♪(o^^o) pic.twitter.com/w3zeKPB1NF
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当主は五鬼助義之|鬼の子孫が守る奈良の宿坊「小仲坊」の歴史
鬼の子孫の当主・五鬼助義之さんは61代目
小仲坊の当主・五鬼助義之さんは、
なんと「鬼の子孫」と言われる家系の61代目。
この家系は修験道開祖・役行者の伝説に連なる
前鬼・後鬼夫婦の直系であり、
約1300年ものあいだ聖地の宿坊を受け継いできました。
めちゃくちゃ長い歴史ですね!
役行者(役小角)が鬼夫婦を弟子にして人間に変えた!?
言い伝えによれば、
役行者(役小角)という修験道の開祖が
人の子をさらって食べる
赤鬼の「前鬼(義覚)」と、
その妻である青鬼「後鬼(義賢)」夫婦をおびき出し説教。
「悔い改めるならば人間に変えてやる」と弟子にしました。
その子どもたちが
「前鬼(ぜんき)」という奥深い山里に住み着いたそうです。
この家族は、人を困らせていた鬼から改心し、
修験者(山で修行する人)を助ける存在へと生まれ変わったとのこと。
明治時代までは5つの宿坊が
この一族によって守られていましたが、
今では「小仲坊」一軒だけが残っているそうです。
五鬼助義之さんは
「役行者が築いた教えと山里の伝統を、これからも守っていきたい」と語っています。
前鬼
— まるくまもぐら (@marukumamogura) June 23, 2025
小仲坊
大峰奧駈道の中間にある
役小角の従えた前鬼後鬼の末裔が1300年守る宿
まさに秘境という趣き pic.twitter.com/k7NJuYVW4M
■ ポイントまとめ
- 役行者の弟子となった鬼の家族がこの地に住み着き、やがて修験道の聖地を支える一族に
- 鬼の子孫によって13世紀以上にわたって宿坊が継がれてきた
- 現在は61代目の五鬼助義之さんがただ一軒の宿坊「小仲坊」を守っている
- この場所は日本有数の霊地として知られ、多くの修行者や旅人が訪れている
195歳まで生きた先祖がいる!?
小仲坊の家系に伝わる伝承によれば、
初代の「前鬼(義覚)」は
なんと195歳まで生きたとされています。
また、
その子の義達は147歳、
三代目も131歳と、
普通の人間の寿命を大きく超える長寿伝説が、
古い系図や地元の話の中に記されています。
この昔話のような歴史が現代にも続いている点が、
小仲坊の大きな魅力です。
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まとめ
「世界何だコレ!?ミステリー」で注目の小仲坊は、
鬼の子孫が1300年もの間守り続けた、
奈良の山奥に現存する歴史ある宿坊です。
一般の旅行者もアクセスでき、
神秘的な体験ができるその場所は、
現代の聖地巡礼ともいえるでしょう。
車で途中まで行きそこから山道を登る特別な道のりや、
宿泊体験、五鬼助義之さんによる伝統の守り―
そのすべてが、小仲坊の唯一無二の魅力となっています。
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