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映画『国宝』感想|田中泯を観るだけで価値あり!80歳現役ダンサーの圧巻の演技に震える

映画『国宝』感想|田中泯を観るだけで価値あり!80歳現役ダンサーの圧巻の演技に震える

まりん

40代/高齢出産ママ/薬剤師/田舎育ち/鉄剤ドリンクが手放せない/うさぎ好き/お布団でゴロゴロするのが幸せ/まったり穏やかに暮らしたい

映画『国宝』話題になっていますよね。

みなさんは、もうご覧になりましたか?

私は、横浜流星くん目当てで観に行ったのですが、

吉沢亮くんの繊細で情熱的な演技にも

すっかり魅了されました。

しかし、それ以上に衝撃を受けたのが

田中泯さんの存在感。

彼が演じる人間国宝・小野川万菊の

登場シーンは、まさに映画の空気を

一変させる圧巻のものでした。

この記事では物語の核心やネタバレも含めつつ、

田中泯さんの凄みを中心に

『国宝』の魅力について語ります。

また、田中泯さんのプロフィールや

異色の経歴についてもまとめてみましたので、

ぜひ最後までお読みくださいね!

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映画『国宝』とは?簡単なあらすじと見どころ

映画『国宝』は、吉田修一さんの同名小説を原作に、

戦後の日本を舞台にした壮大な人間ドラマです。

主人公・喜久雄(吉沢亮)は任侠の家に生まれ、

父を抗争で失いますが、

上方歌舞伎の名門・花井家に引き取られ、

芸の世界へと飛び込みます。

そこで出会うのが、当主の実子で

将来を約束された俊介(横浜流星)。

血筋も才能も異なる二人は、

ライバルとして芸を磨き合い、

やがて運命に翻弄されていくのです。

この映画の見どころは、

約3時間という長尺を感じさせない没入感と、

歌舞伎の世界の美しさと厳しさ、

そして役者たちの全身全霊の演技です。

特に女形を演じるキャスト陣の美しさや所作の細やかさ、

そして田中泯さんの圧倒的な存在感が、

観る者の心を深く揺さぶります。

  • 映画「国宝」
  • 原作:吉田修一
  • 監督:李相日
  • 脚本:奥寺佐渡子
  • 出演:吉沢亮 横浜流星 寺島しのぶ 渡辺謙 高畑充希 森七菜 田中泯ほか

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映画『国宝』は田中泯の演技を観るだけで価値がある

映画『国宝』は、

田中泯さんの演技を観るだけでも十分に価値があります

なぜなら、彼が演じる小野川万菊が、

まさに「本物の人間国宝」と呼ぶにふさわしい

説得力と美しさを体現しているからです。

歌舞伎を知らなくても、

その凄さ、美しさが伝わって来ると思いました。

こんなにすごいなら、本当の歌舞伎も

観に行ってみたいなという気持ちが湧きます。

映画の中で彼が現れるたび、

まばたきを忘れそうになるほど。

田中泯さんは、

前から存在感のある役者さんだなと

思っていて注目していました。

そのため、元々期待感を持って

観賞しましたが、その期待を大きく超えて、

演技に飲み込まれそうになる凄み

みたいなものを感じる存在感で

とても素晴らしかったです!

実際、SNSやレビューでも

「田中泯が出てきただけで鳥肌が立った」

「本当に歌舞伎の人間国宝かと思った」と

絶賛の声があふれています。

彼の登場シーンは多くはありませんが、

その一瞬一瞬が映画全体のクオリティを

何倍にも引き上げているのです。

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田中泯が演じる人間国宝「小野川万菊」の演技が圧巻

田中泯さんが演じる小野川万菊は、

劇中で“当代一の女形”と称される

伝説的な歌舞伎役者。

喜久雄が幼い頃に万菊の舞台「鷺娘」を観て、

「恐ろしいわ。バケモンや」と

衝撃を受ける場面は、物語全体の

原点とも言える重要なシーンです。

万菊は物語の節目で登場し、

主人公たちの人生を大きく左右します。

役者さんたちは、1年ほどかけて

歌舞伎の練習を重ねて本番に臨んだそうです。

吉沢亮くんや横浜流星くんの演技も

もちろんスゴいんです。

さらに、田中泯さんの演技は、

所作、目線、声色、立ち居振る舞いの

すべてが「女形の本物」を感じさせ、

観る者を圧倒します。

まるで舞台上に“美しい化け物”が

現れたかのような異次元の存在感。

彼の演技がなければ、この映画の

深みや説得力は生まれなかったでしょう。

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なぜ田中泯の演技は説得力があるのか? 80歳で現役ダンサーだった!?

田中泯さんの演技が

ここまで圧倒的な説得力を持つのは、

80歳という年齢でなお現役ダンサーとして

活動し続けているからです。

田中泯さんは、長年にわたって

独自の身体表現を追求し、

「ハイパーダンス」というジャンルを

確立してきました。

その経験が、全身の動きや所作、

そして空気感にまでリアリティをもたらしているからです。

正直、あの年齢であれだけしなやかに動き、

しかも自然体で役に入り込む姿を見て、

練習しているからできるんだろうけど、

それにしても上手すぎないか?

器用すぎるし、身体能力が高すぎる!と

驚かされました。

でも、田中泯さんの経歴を知れば納得です。

彼は「役者」としては門外漢であることを自覚しつつ、

ダンサーとしての経験を存分に活かし、

歌舞伎役者としての

「舞う」動きや体のしなやかさ、

繊細な表現力に昇華させているのです。

だからこそ、歌舞伎の女形という難役にも

“本物”の説得力が宿るのだと考えます。

80歳で現役ダンサーというキャリアが、

田中泯さんにしか出せない

唯一無二の存在感

生み出しているのだと強く感じました。

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田中泯のプロフィールと異色の経歴|ダンサーで57歳で役者デビュー

田中泯のプロフィール

項目内容
生年月日1945年3月10日
出身地東京都
本業ダンサー・舞踊家
主な活動舞台・映画・農業
俳優デビュー2002年『たそがれ清兵衛』
(山田洋次監督)
代表作『たそがれ清兵衛』
『おくりびと』『国宝』など

田中泯の経歴|ダンサー・舞踊家から俳優へ

田中泯さんは、ダンサーから俳優へ

活躍の場を拡げた、異色の経歴の持ち主です。

田中泯さんはクラシックバレエや

モダンダンスを学んだ後、1966年から

ソロダンサーとして活動を開始。

独自の「ハイパーダンス」を展開し、

パリ秋の芸術祭など海外でも高く評価されてきました。

俳優としては57歳で映画『たそがれ清兵衛』に出演し、

その圧倒的な存在感で一躍注目の的に。

以降も映画やドラマで唯一無二の役者として活躍し続けています。

また、山梨県で農業を営みながら

表現活動を続けているという

異色のライフスタイルも話題です。

既存のジャンルや肩書きにとらわれず、

「踊りは違いを見せることではなく、

みんなに共通のものをその現場で探すこと」

と語るその姿勢が、

表現者としての深みを生み出しています。

田中泯は57歳で新人賞受賞

田中泯さんは、

50代を過ぎてから俳優デビューを果たし、

57歳で新人賞を受賞しています。

田中さんは、

映画『たそがれ清兵衛』(2002年)で

俳優デビューを果たし、

その演技が高く評価されました。

この作品で、

第26回日本アカデミー賞

「最優秀助演男優賞」

「新人俳優賞」ダブル受賞しています。

当時57歳での“新人賞”受賞は大きな話題となり、

まさに

世界的ダンサーが57歳で新人俳優に転身」という

異色のキャリアが注目されました。

また、『たそがれ清兵衛』での田中泯さんは、

主人公・清兵衛(真田広之)と対峙する

重要な役どころを演じ、

その圧倒的な存在感と身体表現で観客を魅了しました。

以降、田中泯さんは映画やドラマでも

唯一無二の俳優として活躍しています。

受賞年受賞名受賞作品
2003年日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞たそがれ清兵衛
2003年日本アカデミー賞 新人俳優賞たそがれ清兵衛
2003年キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞たそがれ清兵衛

田中泯の主な出演作

田中泯さんの代表的な出演作を

まとめてみました。

年代作品名(ジャンル)役名・備考
2002年たそがれ清兵衛
(映画)
余吾善右衛門
2004年隠し剣 鬼の爪
(映画)
戸田寛斎
2011年八日目の蝉
(映画)
タキ写真館・滝
2012年永遠の0
(映画)
景浦介山
2013年47RONIN
(映画)
浅野内匠頭
2014年るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編(映画)柏崎念至/翁
2017年無限の住人
(映画)
吐鉤群
2017年DESTINY 鎌倉ものがたり
(映画)
貧乏神
2018年羊の木
(映画)
大野克美
2019年アルキメデスの大戦
(映画)
平山忠道
2021年HOKUSAI
(映画)
葛飾北斎
(老年期)
2022年名付けようのない踊り
(ドキュメンタリー映画)
本人
2022年峠 最後のサムライ
(映画)
河井代右衛門
2023年PERFECT DAYS
(映画)
ホームレス
2023年銀河鉄道の父
(映画)
宮沢喜助
2024年本心
(映画)
若松
2025年国宝
(映画)
小野川万菊
2007年鉄コン筋クリート
(アニメ映画)
ネズミ(鈴木)
(声)
2018年ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―
(アニメ映画)
盲目の男(声)
2019年海獣の子供
(アニメ映画)
ジム(声)
2007年ハゲタカ
(NHKドラマ)
加藤幸夫
2010年龍馬伝
(NHK大河ドラマ)
吉田東洋
2017年A LIFE〜愛しき人〜
(TBSドラマ)
沖田一心
2023年ばらかもん
(ドラマ)
八神龍之介

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SNSでも田中泯の演技を絶賛する声が多数

SNS上でも田中泯さんの演技は

「本物の人間国宝だった」

「異次元」

「化け物だった」

「凄味がありすぎた」

「存在感が怖いくらい凄かった」と

絶賛の嵐です。

実際に映画を観た人たちからは、

  • 「田中泯の登場シーンだけで鳥肌」
  • 「本当に女形の方かと思った」
  • 「万菊の手招きのシーン良かったなぁ」
  • 「あのまなざし、忘れられない」

など、感動や驚きの声が多数寄せられています。

SNSでの主な感想例内容
本物の人間国宝だった圧倒的な所作と存在感で観客を魅了
異次元・化け物だった他のキャストを凌駕するほどの凄み
万菊の手招きのシーンが良かった一挙手一投足に説得力と美しさが宿る
存在感が怖いくらい凄かった画面に映るだけで空気が変わる

このように、

田中泯さんの演技は映画ファンだけでなく、

普段歌舞伎やダンスに馴染みのない人たちにも

強烈なインパクトを与えています。

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まとめ

映画『国宝』は、

吉沢亮さんや横浜流星さんの熱演も素晴らしいですが、

田中泯さんの演技がすべてを凌駕する衝撃を与えてくれます。

80歳現役ダンサーとして培った表現力が、

スクリーン上で“人間国宝”そのものの説得力を生み出していました。

SNSでも絶賛の声が止まらず、

田中泯さんの登場シーンはまさに映画史に残るレベル。

歌舞伎や芸の世界に興味がない方でも、

田中泯さんの凄みを体感するだけでも

十分に観る価値がある作品です。

ぜひ劇場で、その圧倒的な存在感を味わってみてください。

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