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二宮和也『独断と偏見』感想とレビュー|ジャニーさんの事は嫌いだったのか?

二宮和也『独断と偏見』感想とレビュー|ジャニーさんの事は嫌いだったのか?

まりん

40代/高齢出産ママ/薬剤師/田舎育ち/鉄剤ドリンクが手放せない/うさぎ好き/お布団でゴロゴロするのが幸せ/まったり穏やかに暮らしたい

二宮和也さんの初新書

『独断と偏見』を読了しました。

本記事では、

率直な感想や注目ポイント、

そして話題になっているジャニー喜多川氏や

国分太一さんへの言及についても深掘りします。

※この記事では、

なるべくネタバレを控えて書いていますが、

どうしても本の内容に触れている部分もあります。

これから『独断と偏見』を読んでみたい方にも

楽しんでいただけるように心がけていますので、

ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

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二宮和也『独断と偏見』本の概要と注目ポイント

『独断と偏見』の概要

『独断と偏見』は、

二宮和也さんが40代を迎えて初めて出版した新書で、

集英社新書から2025年6月17日に発売されました。

この本は「四字熟語」を起点にした全10章構成で、

100の問いに一問一答形式で答えています。

テーマはビジネス論、人づきあい、

会話術、死生観など多岐にわたり、

エンターテイナーとしてだけでなく、

一人の社会人・経営者としてのリアルな思考が詰まっています。

注目すべきは、単なる自叙伝ではなく

「独断」と「偏見」をあえてタイトルに掲げ

世間の“正解”にとらわれず自分の視点で語り切っている点です。

どのページを開いても、

人生や仕事に役立つヒントや

「二宮流のバランス感覚」が散りばめられており、

ファンはもちろん幅広い世代におすすめできる一冊です。

書籍情報内容
タイトル独断と偏見
著者二宮和也
発売日2025年6月17日
価格1,100円(税込)
形式新書・192ページ
構成10の四字熟語×100の問い

人気すぎて本屋さんで売り切れって言われた!

そんな人のために電子書籍もあるよ!


担当編集者との信頼関係がきっかけに

また、担当編集者の野呂望子さんが病気をきっかけに

あなたの言葉をお守りにしたい」と依頼したことから、

1年間かけて四字熟語ごとに語り合い、

言葉を磨き上げていったという制作背景も印象的です。

「お守りにしたい」っていう言葉、良いよね~

野呂望子さんは集英社の

女性ファッション誌「MORE(モア)」で、

二宮和也さんの連載

二宮和也のIt[一途]」の

担当編集者を約10年間務めていました。

この連載は2009年から2019年まで続き、

全123回にわたる長期連載となりました

野呂さんは「MORE」編集部から

新書編集部に異動した後も、

二宮さんとの信頼関係を活かし、

『独断と偏見』の企画・編集を担当しています。

もともと「MORE」での連載を通じて、

二宮さんの言葉や人柄に深く触れてきたことが、

今回の書籍化のきっかけにもなりました。

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【以下ネタバレ有り】二宮和也『独断と偏見』読了後の感想と考察

『独断と偏見』を読み終えて、まず思ったのは

「二宮さんってアイドルのイメージが強かったけど、

こんなに色々なことを考えているんだな」という驚きです。

事務所を独立して経営者になったとはいえ、

ここまで視野が広くて頭の回転が早い人だとは思いませんでした。

正直、アイドルってもっと

感覚的に動いているのかと思っていたので、

いい意味で期待を裏切られました。

最近、TOKIOの解散のニュースで

松岡昌宏さんが国分太一さんについて

語っていたインタビューを見て、

言葉の選び方や話し方に

「やっぱり頭のいい人は違うな」と感心したのですが、

二宮さんの本にも同じような知性やセンスを感じました。

語彙力や例えの表現が自然で、

担当編集者の野呂望子さんが

あなたの言葉をお守りにしたい」と

思った気持ちがよく分かります。

やっぱり、こういう才能ってあるんですね。

自分にはない視点や考え方を知ることができて、

とても面白かったです。

それと、ただの成功談やカッコいい話だけじゃなくて、

悩んだり迷ったり、ちょっと毒のある本音も

包み隠さず書かれているのが印象的でした。

特に「独立」した時の気持ちや、

そこに至るまでの葛藤については、

同じように人生の転機を経験した身として

共感できる部分も多かったです。

後半では、

ジャニー喜多川さん竹内結子さんなど、

これまであまり語られてこなかった話題にも踏み込んでいて、

特に死生観については、

役者として“死”をどう受け止めてきたのか、

二宮さんが日々何を大切にしているのかが伝わってきました。

また、海が嫌いというのも、

自然に対する畏れみたいなものがあるからという内容に、

私はすっごく共感できました。

あとは、家族についても触れているパートがあり、

大切になさっている気持ちが伝わってきました。

読んでいて、いろいろ考えさせられる一冊でした。


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「謝ってほしい」二宮和也はジャニーさんが嫌いだったのか?

二宮和也さんは、

決してジャニーさんのことが

嫌いだったわけではないと思います。

本書の中で一番話題になったのが、

やはりジャニー喜多川さんへの率直な言及です。

「いま、いちばん会ってみたい人は?」という問いに、

二宮さんはジャニーさんの名前を挙げ、次のように語っています。

「ジャニー。ジャニー喜多川に、誠心誠意をこめて謝ってもらいたい」

「自分が大事にしていた事務所、自分の居場所を奪ったことに対して謝ってほしい」

「事務所をつくった人間でもあるけど、壊した人間でもある」

読んでいて、胸がざわつきました。

この発言を見て

「ジャニーさんのこと嫌いだったのかな?」と

思う方もいるかもしれませんが、

実際は“嫌い”というより

「複雑な思い」や

「許せない部分がある」といったニュアンスが近いです。

嵐として活躍できたのは、

ジャニーさんやジャニーズ事務所があったからこそ。

もちろん感謝の気持ちもあると思います。

でも、俳優としても活動してきた二宮さんにとって、

「ジャニーズ」という名前が

世界的に悪い意味で知られてしまい、

自分が関わった作品が正当に評価されなくなることに、

ものすごく葛藤があったのだろうと感じました。

だからこそ、いろいろな影響を考えて

行動せざるを得なかったのだと思います。

また、被害にあった方や関係者への配慮も感じました。

世間からは「もっと早く言うべきだった」とか

「黙認していたのでは」と厳しい声もありますが、

実際にはジャニーさんが亡くなった後に大きな騒動が起きて、

語りたくても語れない状況だったのではないでしょうか。

だからこそ、今このタイミングで

自分の言葉で語った二宮さんの誠実さを、

私は素直に評価したいです。

この率直さや、逃げずに自分の思いを伝える姿勢こそが、

『独断と偏見』のタイトルにふさわしい、

二宮さんらしさだと感じました。

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二宮和也『独断と偏見』には国分太一に関する記述も

『独断と偏見』の中では、

TOKIOの国分太一さんについても、

とても印象的なエピソードが語られています。

二宮さんが

「もっとも刻まれている、先人の教えやアドバイス」として紹介しているのが、

若い頃に国分さんからもらった厳しい一言です。

嵐の初めてのレギュラー番組のとき、

進行がゆるくなってしまい、

国分さんからビシッと言われたそうです。

「あんなダラダラしているんだったら、俺らが番組やるからおまえら辞めて俺にくれよ」

この言葉が、二宮さんの仕事への姿勢を大きく変えるきっかけになったとのこと。

「とりあえずやる」ではなく、「とにかくやる」

本気で取り組むことの大切さを実感したそうです

こういう先輩の厳しさって、今思えば本当にありがたいですよね。

私も社会人になりたての頃、

先輩に厳しく言われて、怖いと思ったり、

落ち込んだことがありましたが、

愛情があってこその指導だったと今は理解しています。

最近は、

国分さんがコンプライアンス違反で突然の活動休止

そしてTOKIO解散というニュースもあり、

二宮さんにとっても本当にショックだったのではないかと思います。

理由がはっきりしないままの出来事に、

もどかしさを感じている方も多いですよね。

本の中で二宮さんは、

「変化を受け入れる柔軟さ」や

「古い価値観にこだわりすぎないこと」の大切さについても語っています。

国分さんから受けた言葉が、

今の二宮さんの考え方や生き方にも大きく影響しているのだなと感じました

やっぱり、どんな世界でも先輩の存在って大きいものですね。

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二宮和也『独断と偏見』は読みやすい?

二宮和也さんの『独断と偏見』は、

一般的な新書よりもずっと読みやすい構成になっています。

その理由は、四字熟語ごとにテーマが分かれていて、

1問1答形式でインタビューを文字起こしした流れなので、

テンポよく進むからです。

また、専門用語や難しい表現はほとんどなく、

普段の二宮さんの語り口そのままの

“親しみやすい日本語”で書かれています。

実際に読んだ人の声をまとめると、以下のようになります。

読者の声内容
「あっという間に読了」テーマごとに短く区切られているので、読みやすい
「難しそうと思ったが意外とスイスイ」芸能界の裏話や人生論も身近に感じる
「写真がなくてもOK」文章だけでも十分に二宮和也の人柄が伝わる

新書というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、

『独断と偏見』は肩肘張らずに読める一冊です。

ファンはもちろん、

普段あまり本を読まない方にもおすすめできます。

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二宮和也『独断と偏見』はどんな人におすすめ?

この本は、二宮和也さんのファンはもちろんですが、

それ以外の方にも幅広くおすすめできます。

芸能界の裏話やエンターテイナーとしての考え方だけでなく、

「働き方」や「人づきあい」「死生観」など、

誰にでも関わりのあるテーマがたくさん語られているからです。

私自身、こういう話題は好きなので、

読みながら納得する部分もあるし、

勉強になる考え方がたくさんありました。

正直、中学生くらいから読める内容だと思いますし、

(小学生高学年でも読めるかも?)

難しい言葉や堅苦しい表現もほとんどありません。

「こうやって生きなさい」とか

「こうするべき」といった押しつけもなくて、

二宮さんのラジオを聞いているような、

自然体のテンションで読めるのが魅力です。

こんな人におすすめ理由
二宮和也・嵐のファン普段見えない本音や考え方に触れられる
仕事や人間関係に悩んでいる人バランス感覚や前向きなヒントがもらえる
何が正解かわからず迷っている人固定観念をほぐす“思考のストレッチ”になる
本が苦手な人・新書初心者語り口がやさしく、肩の力を抜いて読める

「自分の考えに自信が持てない」

「何が正解かわからない」と感じている方にも、

「こういう考え方もあるんだな」

「おもしろいな」と気軽に読んでみてほしいです。

自分らしく生きるヒントを探している方には、

きっと背中を押してくれる一冊になると思います。

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まとめ

『独断と偏見』は、

二宮和也さんが自分の言葉で率直に語り切った、

まさに“独断”と“偏見”の集大成です。

ですが、難しい内容ではないので、

抵抗なく読むことが出来ます。

ジャニー喜多川氏や国分太一さんの話題もあり、

これまで語られなかった本音に触れ、読者の心を揺さぶります。

読みやすさと深みを兼ね備えた新書で、

人生や仕事に悩む人にも多くのヒントを与えてくれる一冊です。

ファンはもちろんですが、

ファンではなくても二宮和也さんに興味がある人、

あまり知らないという人にもおすすめです。

ぜひ、あなた自身の“独断と偏見”で

この本を味わってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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